エルムステークスは、堅い決着になるかなぁ、と若干予想はしていたんですが、レパードステークスは能力拮抗で力のある馬が見過ごされるレースになるかな、と結構楽しみにしていたんですね。
丁度この週は、「指数表の見方」について記事を書いたのですが、
このレース、力がある馬が揃ったこと、それとスピード指数派は手を出してはいけないラインベックという絶好の過剰人気馬がいたんですね。
このレースは荒れるのではないか、と予想がついたわけです。
ツイッターでも週中からつぶやきましたから。
レパードステークス登録15頭に対してバッサリ消せるのが3頭しかいない😑
もう今週の重賞はダメだ平場に全力⤵️
ただ力のある馬が人気しないということで言えばレパードステークスはかなり面白そうなレースね。
— たんぷくお (@tanpukuo) August 6, 2020
まあ難しいレースではあったんですけど、「荒れそう」「弱い人気馬がいる」っていうところまでは分かったんです!
わざわざ記事に起こした通り、これが指数を使うメリットなんです!
唯一最大の問題は、軸に選んだ馬がしんがり負けだったことでしょうか・・・
そんなレパードステークスのレース回顧です。(レース予想記事は以下)
レース評価
(3歳限定GⅢダ 基準指数68)
勝ち馬指数 71
レースレベル 優秀
短評:ケンシンコウは別格の強さ。展開としてはスローの縦長で完全前残り。上位4頭とそれ以下にそもそも力の差があった。とにかく勝ち馬2着馬は評価。
推奨馬の結果
◎メイショウダジン (8番人気15着)
〇ライトウォーリア (4番人気12着)
レース回顧
ペースを考えるうえで、ケンシンコウとそのほかの馬は一回分けて考えた方がいいと思うんですね。
デュードヴァンとブランクチェックがだいたい同じような位置にいて、指数が68・69なので、通常の3歳GⅢ勝ち水準なんですけど、この2頭は上り3ハロンと、その地点までのラップで比較するとほぼイーブンペースで走っているんです。
新潟ダート1800は、基本的に持続力勝負になって上りがかかりますんで、まずその時点でペースはスローと考えていいと思うんです。
それでいて、隊列は縦長。新潟はカーブがきつくてコーナーで減速するんで基本前有利。さらに、時計が出るカッチカチの馬場、ということを考えると、前残り以外はあり得ない、ということになります。
なので、今回好走した中で展開的に恵まれたのは、ブランクチェックとデュードヴァンだと思うんですけど、指数は評価できるので、力がある馬だとは思います。
3着4着は単に内外の通った位置の差でしょう。レース後のコメントで、川田騎手は「1800が長い」とコメントしてましたけど、それは結果論。
単に相手が強かっただけで別に長くないと思いますよ。苦笑
まあ、力のいる馬場で1800だとちょっとわからない部分はありますが。
それにしても、デュードヴァンは調教師の指示で外の広いところに出すように言われていたみたいですから、「あーあ川田騎手またババ引いたわ」となんだか可哀そうになってきますね。笑
さて、勝ったケンシンコウですけど、この馬も、上り3ハロンと、その地点までのラップで見ると、ほぼデュードヴァンと同じくイーブンで走っているんですね。
じゃあケンシンコウの作ったペースは遅いか、というとそうではないです。
ケンシンコウは速いラップを刻んだんだけど上りをまとめてきた、ということですね。
まあ併走したタイガーインディは距離が長かったにしても、ここでもろにあおりを喰ったのがラインベックで、デムーロ騎手はしっかり勝ち馬を捉えに行ったんですけど、如何せん馬が弱いもんだから必要以上に負けちゃった感じになってしまいました。
コースレコードは伊達ではないですね。
しかし、ケンシンコウはどうみたって逃げる気がなさそうだったんですけど、馬の行きっぷりが良すぎて渋々ハナに立ったら思った以上に馬が強すぎたんでしょう。
逃げたファインプレー、というよりは馬が勝手に走って勝ったという感じ。
よほど硬い馬場も向くんでしょうか。印は一応▲でとったんですけど、思っていたよりもよほど強かったです。
思っていたより強かった、と言えば2着のミヤジコクオウ。
出ムチ入れて、コーナーでも鞭でしばき倒して、どう考えたって硬い馬場が向くようには思えなかったんですが。苦笑
レースを見返しても「やっぱりずぶいなぁ」って思うくらいですから、それでいてこのレースっぷりなら上等。
今回は上位2頭が強すぎました。
ミヤジコクオウは、良のダートでも全く問題ないですが、ケンシンコウも良で今回くらいの走りが出来るならまず大きいところが狙える馬でしょうね。
いやはや恐れ入りました。。
ミヤジコクオウはレースの最中にずっとムチ入れてましたけど、私の本命のメイショウダジンはゲートに入ってくれなくてムチ入れまくってました。笑
ゲートが開いて膠着しちゃって、半端な出遅れではなかったですからね。調教再審査だそうで。
ミヤジコクオウがそうならないかな、と期待してたんですけどね。苦笑
まあ今回の展開であの大出遅れならブロードアピールでも届きようがないですから何も考えないことにします。
あとは〇ライトウォーリアですか。。
「いつもならもっと楽に先行できるんだけど体調が悪かったのかな」というレース後の騎手コメント出てましたけど、
いや、アンタそもそも行く気を見せてないじゃん、って思いましたけどね。
悠長に構えて、外回ってりゃ砂かぶんないから好位でいいか、みたいなことでやってたら、ラインベックに内から張られて、接触して馬がやる気なくなったって感じですかね。そういう馬ですけどねこの馬。
減量しくじってからだいぶ期間も立ってると思うんですが、相変わらず精彩を欠いたままですね岩田Jr。なんかやる気がなくなったのか、体重管理がめんどくさくなってるんでしょうかね。別に軸馬じゃないんで構わないんですけど、非常に疑問が残りました。
上位2頭は別格に強い。そんなレースだったと思います。
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