毎週、「指数上位・下位」の記事を挙げていますが、指数表を見て大雑把に何が分かるか、を記事として置いておきます。(2020年8月に記事を書いています)
私の指数表は、上位と下位で分けて発表しています。
「上位と下位って何?」という方は、まずは下の記事をお読みください。
簡単に言うと、
上位◎(軸馬として検討)
近5走の内2回好走した馬(キャリアが浅い馬は1回好走あればとりあえず拾う)
且つ、現級で足りる実績を1回以上見せた馬
上位〇(軸馬として検討)
近5走の内2回下級条件で好走した馬(キャリアが浅い馬は1回好走あればとりあえず拾う)
下位(連複・3連複のヒモで)
近5走の内1回現級で足りるだけの好走を見せた馬
大雑把にこんな分け方をしています。
目次
指数を使うメリット
私が指数を使いだしてから感じるメリットですが、
・レースが堅いか荒れるかをざっくり見極められる。
・弱い人気馬がわかる。
この2点は大きなメリットだと感じています。それによって、どのレースを考えるか、どの人気馬を消すか、当たりをつけやすくなるんですね。
問題点としては、どの馬が来るかは知らん、ということですね笑
これはもう一歩踏み込んで、どういう条件で良いパフォーマンスを見せているか、適性を考えないといけませんので、ここはどうしても予想の範疇になってきます。
指数表で確認すること
確認することは二つです。
一つは、「人気馬を指数で拾っているか」
もう一つは、「指数で拾っている馬が多いか少ないか」
この二つだけです。
私が指数上位で拾っている馬は、「スピード指数」を使っている以上「時計の裏付けがある馬」ということになります。
競馬は駆けっこですから、足が速いか遅いかが一番大事。
そこに、「今回力を発揮できるかどうか」という予想がのっかってくるわけです。
人気の馬というのは、「血統」「展開」「調教」「パドック」「騎手買い」など、全購入者があらゆるファクターを用いてオッズを作るわけですから、「足が速くて」「人気」の馬というのは、私が予想するまでもなく強いわけですね。
(オッズが割に合う、合わない、とは別の話ですよ)
だから、基本的に指数上位馬が人気馬だったら、その馬は強いわけですが、そこに「相手関係」(指数で拾った馬が多いか少ないか)が関係してくるわけです。
指数で拾っている馬の「多い」「少ない」は、明確な基準があるわけではないですが、
「少ない」は上下合わせて4頭くらいまで。
「多い」は上だけで7頭以上、ないし上下合わせて出走頭数の過半数くらいでしょうか。
能力と相手関係。
「強い人気馬がいる」
「相手が揃っている・揃っていない」
このバランスを見て、大体荒れるか荒れないかを判断するわけです。
指数で拾った馬が少ないケース
指数で拾った馬が少ないレースは、当たり前ですが「出走馬が弱い」ということになりますね苦笑
特徴としては、
①指数上位の人気馬がいれば来る。
②指数で拾っていない馬でも、現級で着順が安定している馬は来ちゃう。
③ヒモ荒れが起こりやすい。(ほとんどの馬が弱いので)
この①~③の順番で考えれば、レースの質が見えてくるのではないでしょうか。
一番旨味がないのが、「拾った馬が少ないのに人気馬が2頭上位で取られている」レースですね。
例えば、7月26日(日) 札幌9R HTB賞
◎ | 1・5・7 |
〇 | なし |
下 | 10 |
このレースは1レッドアルマーダが1.7倍の1番人気で1着。7ダディーズトリップが2番人気で2着。5は一気の距離短縮で「予想」が必要な馬です。
本命党の方ならこういうレースを狙えばいいと思います。
(ちなみに3着は6番人気でした)
穴の単複を買う私の場合、通常席が3つのところで2つが埋まってしまっているわけで、あと一つを狙うのは率が悪いし、走っても複勝は跳ねないので、ほぼ手を出すことはないレースです。
もう一つは、「人気馬が1頭の場合」
ここは、他の人気馬が、現級着順が安定しているかしていないかで、ヒモ荒れの確率が変わると思います。
同じ7月26日(日) 札幌12R
◎ | 4 |
〇 | なし |
下 | なし |
ここは、4フェルミスフィアが1.7倍の1番人気で1着。
指数表の注釈にも、「この馬が馬券にならなかったら調教師にクレーム入れていいレベル」と書くくらい相手が弱かった笑
で2着は8番人気、3着は11番人気(11頭立て)と完全なヒモ荒れになりました。
勝ち馬以外の上位人気馬が、現級実績もなく明らかに弱いのに、相対的に人気に押し出されたのでこういう結果になってます。
人気軸から相手は大振りしたほうがいいレースですね。半端な人気馬は買うだけ割に合わないと思います。
指数で拾った馬が多いケース
こちらも言うまでもなく、「可能性がある馬が多い」ということになります。
重賞はどうしてもこうなりますね。
特徴としては、
①力があるのに埋もれて人気にならない馬がいる。
②弱い人気馬が分かる。
ここは②が超重要!!
無駄に人気している馬を買わなければ、より好配当に近づくわけです。
重賞だと、7月19日(日)の函館記念
◎ | 6・7・10 |
〇 | 2・11 |
下 | 1・3・4・13 |
1着の14アドマイヤジャスタが拾えていないじゃないか、と言う苦情は受け付けません笑
ここで言いたいことは、1番人気が5カウディーリョだった、ということです。
予想記事でも全く触れていませんし、何でこの馬が人気なのかさっぱりわからなかったんですが。要するに相手が揃うと弱い人気馬があぶりだせる、というのが指数のいいところだと思うんですね。
中京記念のギルテッドミラーなんかもそのパターンです。
力がある馬が埋もれているレースは、7月19日(日) 阪神9R 神鍋特別
◎ | 1・4・11・14 |
〇 | 6・10・12 |
下 | なし |
このレースは、上位◎〇だけで7頭取っているんですが、1着~6着まで指数上位馬が来たんで良く覚えています(1頭13着が余計でした笑)
5番人気→11番人気→2番人気の決着。
2着が1アルベニスという馬で、力がある馬なんですが、休み明けと騎手の知名度(和田翼騎手)で見過ごされたパターンですね。
指数で拾っている馬が多いほど選ぶのは難しい。
難しいレースほど、難しい馬券、というのは全くその通りで、こういうレースを3連複・3連単で仕留める人が本当に馬券で勝てる人だと思います。
そこに怪しい人気馬がいる、とわかればパターンとしては最高じゃないでしょうか。
それでも、私はこのパターンも買わないです。
単純に検討する時間がないです。金曜日に仕事から帰ってきて難しいレースを予想したら、結論出す前に寝ちゃいます。。
いずれはこういうレースをじっくり検討したいとは思いますが、ひとまず重賞だけはしっかり予想しよう、といったところですね。
指数上位馬が人気がない場合
指数上位馬が人気がない。まして、「指数で拾った馬が少ない」となれば、それはもう私は積極的に狙っていくわけですが、予想を見てもらっても分かる通り、別に当たりません(投げやり)
私が「時計の裏付けがある」強い馬だと判断しても、人気がないということは、適性その他不安要素があるから人気していないわけなので、どこまでいってもそれは「予想」で選ぶしかないわけです。
指数通りに買っていれば当たるわけではありません。それではただの出目買いです。
あくまで「スピード指数」は予想するためのツールの一つでしかないんですね。
だから、私は指数上位で拾っても、予想で普通に消したります。
ここまで色々と書いてきましたが、要するに
指数の低い馬(足の遅い馬)は、それは足が遅いということ。
指数の高い馬(足の速い馬)でも、条件が合わなければ足が遅くなる。
こういうことになるかと思います。
だから、相手関係と人気馬の指数で、だいたいレースが堅いか荒れるかは分かるけれど、何が来るかは予想しないと分からないということですね。
勿論、馬の出来や出遅れなど不確定要素が多いのが競馬ですので、全部が全部今まで述べた通りになるはずもありませんが、目安にはなると思います。
効率よく検討するレースを選びたい方は、参考にしてみてください。
(走破タイムを統計で予測して指数化したいが、何をどうして良いかわからない、という人はまずはこの本を読んでみてください。学習書ではなく、読み物として面白いです。個人的にはこの”実践編”から読んだので、これからでいいと思いますが。)
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