指数の作り方(導入)

このブログでは、自作のスピード指数を使って走破タイムの価値を見える化することで予想をしています。
予想記事を見てもらって分かると思いますが、当然それが出来るからといって当たるはずもなく。。

見える化すれば、結局控除率に収まるのがちょっとましになるかな、程度で、それ以上は毎週毎週JRAさんが提供する番組と苦闘を続けていくことになるわけですが笑
指数の作り方に興味を持ってこのブログを探している方もおられるようなので、実体験に基づく超初心者向けの導入を少し記事に起こして書き溜めて行こうかな、と思います。

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そもそも指数とは

一口に「指数」といっても大きく分けて2種類の指数があると思ってまして、
一つは「スピード指数」、もう一つは「能力指数」ですね。

能力指数は、有名なところだと「日刊コンピ指数」がありますね。
指数の出し方はよくわかりませんが、要は走破タイム以外の要素、コンピ指数の場合は、「新聞各紙の人気を集計して独自に数値化したもの」という説が有力だそうです。

あとは、パッと思いつくところだと、馬券裁判でおなじみの卍氏卍指数
この指数は、「血統」「前走着順」「前走のペース」「前走の頭数」などなど、どの様な条件で回収率が高いか低いかを様々なファクターから分析して指数化したものだそうです。他にも、馬に関することだけでなく、

「騎手」「厩舎」なども含めて、総合的に回収率を突き詰めて指数化するアプローチですから、こういった走破タイム以外の要素を含めて指数化したものが「能力指数」にあたります。

昨今のトレンドだと「AI予想」も能力指数の一種じゃないでしょうか。雨後の筍のごとくAI予想のサイトがありますが苦笑
AI予想といっても最初のデータを与えるのは人間様ですからね。結局いくら膨大なデータを与えても、最初から間違ったアプローチでデータを与えてしまえば間違った処理しかできないですし、私自身はAI予想には超懐疑的です。。
ただ、「ディープラーニング」まで行くと違うと思いますけどね。

脱線しましたが、要するに、走破タイム以外の様々な要素を重点に考慮して点数に置き換えたものが「能力指数」ですね。
なんとなくですが、「この騎手だから加点・減点」「このコースでこの血統だから加点・減点」などと足し算引き算で指数を求めている方が多いイメージです。

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スピード指数とは

元々私は、普通にレース映像を見ながら予想をしていたんですけど、やっぱりぶつかるのは、あくまで「走破タイム」をどうとらえればいいか、ということなんですね。
距離・ペース・馬場で一口に「持ち時計」といってもそれをどう評価すれば良いか。
何か基準を以て優劣を評価できないかとあれこれ調べてるうちに、「自分で指数を作ってみたらどうか」という話に行きついたわけです。

だから、私の場合は、「血統」とか「騎手」とか「前走から今走でパフォーマンスを上げる余地があるか」というファクターは考えずに「走破タイム」に焦点を絞って基準を持ちたい、と考えたため、「スピード指数」という形を模索したわけです。

基本的に、日本で「スピード指数」といえば、これは西田式スピード指数のことを言います。(大元をたどると、アメリカの競馬評論家、アンドリュー・ベイヤーベイヤー指数がスピード指数の元祖といわれています。興味のある方は調べてみてください)

西田式スピード指数は、提唱者の西田和彦氏が発表してからもう30年くらい立つと思うのですが、未だに愛用者の多いスタンダードなスピード指数ですね。
ちなみに、指数の算出方法もちゃんとオフィシャルサイトに掲載されていて、

スピード指数= (基準タイム-走破タイム)×距離指数+馬場指数+(斤量-55)×2+80

こういう計算式です。(0.1秒で指数1換算)
まあ最後に80足すのは見栄えのもんですが、ここでのキモは、当然「基準タイム」になるかと思います。
やり方としては、距離・競馬場ごとの基準タイムを定めて、馬場差を補正して、まあ斤量は1kgで1馬身(約0.2秒)違うといわれているから、それも補正して、というタイムを設定するための基本となる要素がこの式には詰まっているんですね。
非常に使い勝手の良いこの式を基に、色々なフォロワーが独自のエッセンスを加えて、それぞれにオリジナルのスピード指数を算出する様になったわけです。
競馬予想TV!でおなじみの市丸博司氏が作ったタイムフィルター指数も、西田式スピード指数の考え方をベースに独自の補正項を加えたもののはずです。。なんかサイトがリニューアルしてて、作者が指数を紹介したページが見つからず)

さて、先ほどの西田式スピード指数の計算式の中で、馬場補正・斤量補正については触れましたが、一つ触れていない補正項がありまして、それが距離指数というやつです。

「距離指数」は、要するにスプリント戦をスピード任せに走るのと、3000m以上の長距離戦を、息を入れながら走るのと、1秒の重みが違うので、距離に応じて補正をかけないといけない、ということで求めている指数です。

私も、スピード指数を作ろうと思って調べてみると、最初に目についたのはやっぱり西田式だったので、この指数計算式を当然見たわけですが、この「距離指数」の求め方の式は以下の通りでした。

1秒÷基準タイム×1000

こりゃ何の式だ???と頭にクエスチョンマークが100個くらいつきましたね。。

例えば、
・1200mを60秒で走る
・2000mを120秒で走る
・3600mを220秒で走る

と基準タイムがあったとして、
仮に勝ち馬が2着馬に1200m戦で0.4秒着差をつけたら、それは、同じく勝ち馬が2着馬に2000m戦で0.8秒着差をつけることと等価値である。さらにそれは、勝ち馬が2着馬に3600m戦で1.5秒着差をつけることと等価値である。

こういう理解であってると思うんですが、スプリント戦で2馬身離して勝つことと、中距離戦で4馬身離して勝つことが等価値といわれても疑問なのに、ステイヤーズSで8馬身ちぎった馬と、スプリント戦で2馬身離した馬が走破タイムとして等価値と言われてもいよいよ訳が分からなくなるわけです。

私は数学はおろか算数も小学校の公文式で躓いている人間なので。。よくわからないんで誰か説明してほしいんですが。。
全馬が距離別に毎秒一定の等速で走るのなら、距離毎に1秒の価値を比で求める意味もあると思うんですけど。
というか、1秒は1秒なんだから基準タイムが精緻であれば、単に「走破タイムー基準タイム」で優劣が出るはずなんです。

ここで早速私は挫折して、またあれこれ調べなおすことになったわけです。

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統計学的アプローチとの出会い

先に、市丸氏のタイムフィルター指数について言及しましたけど、競馬予想TV!では他にも指数の使い手の方はいらっしゃいます。

一人は、風の馬券師 小林弘明氏

(馬券本帯を書かれたと告知されていたので一応amazonリンク貼っておきます)

帯に写真が載っていますけど、この方は、精度の高い指数(と歯に衣着せぬ物言い)で人気の高い予想家さんです。
風向きと風の強さを織り込んだスピード指数を使っており、私も、今使っている自作の指数が、「ちょっと上(または下)に振れてるなぁ」と思ってレース後の騎手コメントを見たりすると、風に言及しているケースがままあります

ですから、本当は風も考慮すべきだろうなぁと思いますが、私には真似できないです。
なぜなら、ノウハウも時間もないからです笑

で、ここからが本題ですが、指数の使い手はもうお一方いらっしゃいます。
牝系と指数で予想する、高柳誠二氏高柳式スピード指数ですね。
この方も、オフィシャルサイトに指数の作り方がざっくりと書いてあります。

私の指数は一言でいうと、高柳式スピード指数を素人が真似て粗雑に作ってみたものです。。
取り入れている要素は当然違うと思いますが、やっていることは同じなんですね。
先方は博識でしかも予想のプロですからお金の取れる指数ですけど、私は無学で統計なんかまるで知らなかった素人の自己満足ですから、そこは全然違います。
(重賞で重たい印が似通ったりすると少し安心しますが笑)

ただ、最初からそこに行きついたわけではないです。
私がスピード指数を作ろうと、本格的に決意したのは、やっぱりこのサイトがあってこそなんですね。

Google Sites: Sign-in
Access Google Sites with a personal Google account or Google Workspace account (for business use).

2007年のページがいまだに残ってますからね。「スピード指数」と検索すればこのページを一度は見た方も多いのではないでしょうか。

最初見たときは、「世の中には難しいことをやる人もいるもんだなー(鼻ほじ)」って感じで流し見していたのですが、読めば読むほど、「これがいいんじゃないか??」ってなってきたんですね。

やっぱり、体系だった学問的なアプローチで基準タイムを推測できるなら、それに超したことはないと思うんですね。(この辺り私超保守的です)

とにかく、先のサイト(亀田式スピード指数)を何回も何回も見て、そこから統計学の参考書を手に取って、と話は進んでいくわけですが、長くなったので今回はこの辺で。

また、書き溜めたら記事を上げていきますが、まずは指数の作り方で気になった方は先のサイトを是非見てみてください!面白いと思いますよ!

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