レース回顧の前に、一応本命のチュウワウィザードが勝ち切ってくれましたが、自分なりにチュウワウィザードが動ける態勢だと思った理由を先に書いておきます。
あくまで、私の勝手な推測ですからね。
ただ、ここ最近は追い切りー追い切りーとうわ言の様に繰り返してましたから、自分なりの判断を書いておきます。今後も方針は変えていかないと思うので。
私が、具合がいい、と判断する一つの基準を書いておきます。
予想では、「負荷がしっかり掛かってる」としか書きませんでしたけど。
秋競馬の終わりくらいに記事を書きましたが、
私が見ようとしている追切時計の評価というのは
入りの2ハロンが「負荷」、上りが「余力」という形で判断するようにしています。
1週前追い切りと当週の追い切りどちらを重視するかは時計の出し方にもよりますが、この馬の場合は、去年と今年の同レースで、それぞれ1週前にコース追い、当週坂路追い、というパターンで追切を行ってます。
まず1週前を比較してみると、5ハの時計から私は見ますけど、
去年 67.1-52.6-38.7-12.6 【4】馬なり
今年 66.8-51.3-37.7-12.2 【8】一杯
【】の数字は、追い切り馬場の4分所を走ったか8分所を走ったか、要するに大回りしてるかしてないか、ということですね。今年は大回りして一杯に追ってきた、ということです。
去年は、テンの2ハロンを、
14.5-13.9で入って、上りの3ハロンを38.7秒でまとめている。
ここから推測ですけど、入りを「15-14」で踏む指示だったのではないかと。
今年は、テンの2ハロンを、
14.5-13.6で入って、上りの3ハロンを37.7秒でまとめている。
これって、去年と同じ「15-14」かもしれないですが、むしろ「15-13」の可能性も大いにある。
入り、要は「負荷」の部分は去年と変わらない(むしろ速い)が、上り「余力」が1秒詰めているわけですね。
当然、馬なりに走らせているのと、終い一杯に追っている違いはありますが、大回りして余力が残っているわけだから、まあ去年よりもしっかり負荷をかけていて、それに馬が応えている、ということには間違いないと思うんです。
で、全体時計が66.8秒。
併せ馬で追走して先着、ということは、普通に考えれば67秒で指示をして、設定タイムを切ってきた、要は「予定通りの調教が出来ている」ということだと思うんです。
当週の追切は坂路でしたけど、
去年が54.7-39.3-25.1-12.6 馬なり
今年が52.4-38.0-24.8-12.4 末強め
全体時計を見ても一目で分かるっちゃア分かるんですけど。
去年はテンの2ハロンを15.4-14.2 大体30秒で入るように踏んでます(16-14ですかね)
今年はテンの2ハロンを14.4-13.2 大体28秒で入るように踏んでます(15-13ですかね)
テンにゆっくり入った方が、上りが速くなるのが当然ですけど、
去年の上り2ハロンは25.1秒
今年の上り2ハロンは24.8秒
テンに2秒速く入ってるのに、上りはほぼ変わらない(むしろ速い)ならば、これは去年よりも動けるだろう、と見て、具合がいいという判断をしました。
まあ、これはあくまで一例というか、パターンは色々出てくると思うんですけど、今後私が、「具合が良さそう」と言っている場合は、大体「テンの2ハロンと上りのバランスを見ている」と思ってください。
勿論、追い日じゃない日の調整とか、厩舎力で色々変わってくるでしょうけど、あくまで与えられた情報の中でしか判断できないので。
この辺り、まだまだ経験していくしかないです。
......クソ長々と書いてきましたが、2着も3着も買ってないんですけどね笑
チャンピオンズカップのレース回顧です。(レース予想記事は以下)
レース評価
(3歳以上GⅠダ 基準指数75)
勝ち馬指数 76
レースレベル 水準以上
短評:クリソベリルも悪くはないんです
推奨馬の結果
◎チュウワウィザード (4番人気1着)
○タイムフライヤー (7番人気8着)
○エアスピネル (12番人気7着)
○クリソベリル (1番人気4着)
レース回顧
インティが、戦前陣営のコメントで「後ろから突かせるより前に馬を置きたい」と言ってたんで、差しに回るかと思ったら、なるほど番手を取ったか、という感じでしたね。。
で、エアアルマスは内枠で行くしかなかったからテンから勢いがついて、2頭でハイペース。
さらに引っかかったクリソベリルも上がって、かなりタフな流れになりました。
勝ったチュウワウィザードについては、散々上で書きましたから細かくは触れませんが、クリソベリル徹底マークで、太め残りのクリソベリルが伸びあぐねたら、それだけ交わせば力最上位、という恰好。
順当勝ちでしょうか。
で、クリソベリル。
4角の手応え見たら「やっぱり勝つのかなー」と思いましたけどね。
私も、ジャパンカップの時のアーモンドアイやコントレイルの追切が頭にあったので、強い馬は強い、というところで連下に取ったわけですから。
状態はやっぱり不安でしたよ。それは予想で書いた通り。
ただ、指数で見ると74あって、私の判断としてはGⅠで勝たなくても馬券になっていいだけの数字。
しかもハイペースを先行してのもので、完調に及ばず、ということですから、やっぱりこの馬強いと思います。
これが3着だったらこんな騒ぎにならなかったと思うんですけどね笑
ここは2着3着馬を素直に褒めるべき。
結局、去年の上位馬に太刀打ちできるだけの馬がいなかった、ということでしょう。
ただ、買えなかったなぁ。。
ゴールドドリームは、普通に外に出してましたけどね。
展開も向きました。クリソとチュウワを目標に差すつもりだったんでしょう。
普通に近況も良くないと思ってましたし、追切時計を見ても去年の方がいいかな、と思ったんですけどね。
この馬を逆転できるだけの馬が、新勢力から出てこなかった、ということでしょう。
あと、思ったより馬場が速かったというのも向いたでしょうか。
インティは、元々強いってのはみんな分かってることで。
復調させるのに、陣営の調整や、わざわざ最終追い切りに武騎手が騎乗したり、色々な努力が身を結んだ、ということなんでしょうけど。
......ちょっとこれを重い印は打てないなぁ。
ここまで人気がないなら3連複のヒモで押さえておけばよかった、程度にしか、ちょっと考えられないです。
結果だけ見れば、一番強いレースをしたのはこの馬だと思います。
5着以下は展開向いた馬が来た感じですから、指数で評価するのはやはり上位4頭でしょうか。
エアスピネルとかタイムフライヤーは、内枠が良くてじっとして一足、というイメージで買ったんですけど、ハイペースで追走がきつかったですかね。地力不足が出ました。
案外だったのがクリンチャーですかね。
まあ前走強かったですけど、少頭数で前に行けたから、というのもあったとは思いますが。
もうちょっとやれると思いましたけど。本来はオープン大将かもしれないですね。
コメント